ひとり暮らしをする場合、生活の費用ってどれくらい必要なの?
大学生への入学、そして社会人、はたまた転勤だったりと、一人暮らしを始める機会や動機はは人それぞれですね。
一人暮らしを始めるとなると、漠然とお金がかかるイメージがあると思いますが、具体的にいくらかかるかは漠然としています。
この記事では、一人暮らしを始める際にかかる費用と一人暮らしの生活費についてお話します。
これから一人暮らしを始める方は参考にしてみてください。
一人暮らしを始めるための主な費用
▼引っ越し代金
セルフで荷物を運んだり、友人に手伝ってもらうことがなければ、作業は引っ越し業者に依頼することになります。
料金は荷物の量・時期・距離によって金額の幅は2〜3倍も変わってきます。
年間で一番人の移動が多い2月〜3月、4月が、いわゆる繁忙期にあたるので、費用は高くなる時期です。
それ以外の時期は基本的に閑散期ですから、正規料金に近い費用で依頼することが出来ます。
初めての一人暮らしの場合、荷物の量は人によって大きな差はないですから、あとは、時期と距離で値段が変動することになります。
具体的には
- 閑散期3万〜6万
- 繁忙期6〜10万円
を目安に計算していきます。
▼家賃の前払い、敷金、礼金など賃貸の初期費用
家を借りるためには様々な手数料など、いわゆる初期費用がかかります。
● 敷金
敷金は家賃の1が相場で、人気物件だと2ヶ月分程度の場合もあります。
敷金は、いわば保証金のようなもので、退去時に修繕を行うなど原状回復代として使われます。
預け金という扱いなので退去時に返金されることが多いですが、修繕につかわれた分は引かれてしまいます。
とはいっても通常の生活で汚れたり、劣化していく分に関しては、修繕費から天引きしてはならないという条例が施行されているので、壁を壊したなど、余程のことが無い限り敷金から引かれることはありません。
ですからその点については、そんなに心配するところではないでしょう。
● 礼金
大家さんへ家を貸してくれることへの謝礼金です。お礼のお金なので退去時に返金はされません。金額は1〜2か月分が目安です。
※最近は早く入居者を決めたいため、敷金・礼金0の物件があります。
● 前家賃
入居する月と翌月の家賃を先に払います。月の途中で入居する場合は入居月は日割り計算した家賃を支払います。
● 仲介手数料
貸主から借りたわけではない場合、物件の紹介料として不動産会社へ支払うお金です。
金額は法律で決まっており、原則家賃の2分の1、部屋を借りる人の承諾を得ている場合は1か月分までとなっています。
● 火災保険料
火災が起き被害があったときのための保険です。自分の家財を守るだけでなく、自分が火災を起こしてしまった場合の隣家への補償の役割を担っています。
金額や補償内容が保険会社によって異なるため自分で調べて加入することも、自分で調べるのが手間であれば不動産会社に勧められた保険に入ることも可能です。
年間5,000円〜10,000円程度です。
● 鍵交換費用
前の入居者が合鍵を作っている場合があり、防犯面から鍵交換をすることが望ましいです。費用は普通のドアの鍵でしたら10,000円〜20,000円、オートロック機能がついているものだと工事費を含んで20,000円〜40,000円です。
● 保証会社利用料
契約の際、連帯保証人や保証人を準備できなかったり、保証会社への加入が必要な物件の場合、加入が必要になります。相場は家賃の半月分〜1か月分が目安です。
一人暮らし 家具など生活するに必要なものの費用
実家から家具などを持っていくとしても自分で新たに買わなくてはいけないものも出てくると思います。
最近は一部家具付きの物件がありますが、実家から持っていかず家具がついていないことを想定すると総額15万円〜25万円かかります。
以下のリストでは一人暮らし向けの商品の相場を書きましたが、個々の物の金額はメーカーや性能によって差がありますので、リストを参考に計算してみてください。
●冷蔵庫:20,000円〜30,000円
●洗濯機:20,000円〜30,000円
●掃除機:5,000円〜10,000円
●冷暖房器具:20,000円〜30,000円
●テレビ:20,000円〜30,000円
●炊飯器:5,000円〜10,000円
●電子レンジ:5,000円〜10,000円
●照明:5,000円
●電気ケトル:2,000円
●ドライヤー:3,000円〜5,000円
●ベッドや布団などの寝具:10,000円〜20,000円
●テーブル:5,000円〜10,000円
●カーテン:3,000円
●収納家具:5,000円〜10,000円
●椅子:5,000円〜10,000円
●ゴミ箱:1,000円
●カーペット:3,000円〜9,000円
●テレビ台:5,000円〜10,000円
●キッチン用品・食器類:5,000円〜10,000円
●掃除道具:5,000円〜10,000円
●洗濯道具、お風呂セット:5,000円〜10,000円
一人暮らし 主な生活費と生活費に関する注意点
▼家賃
家賃の他に管理費や共益費がかかることもあります。
管理費・共益費は共用スペースや建物の管理や修繕にかかる費用です。
家賃を見るときは管理費・共益費についても確認しましょう。
▼水道・ガス・光熱費
水道代が2,000円〜3,000円、ガスが3,000円〜4,000円、光熱費が季節によって異なりますが3,000円〜7,000円が目安です。
▼食費
一人暮らしの食費の平均は約40,000円です。
お酒を飲むことや外食の頻度でも変わってくると思います。
自炊を増やしたら減らせるかもしれません。
▼通信費
携帯電話やインターネット回線の費用です。合計10,000円前後が目安です。
▼交際費
人によって大きく異なると思います。社会人だと断りにくい飲み会もあるので10,000円〜20,000円は見ておきたいところです。ただ、生活が厳しければ削らなくてはいけない部分かもしれません。
▼日用品
実家と異なり例えばティッシュなど当たり前にあったものも自分で買わなくてはなりません。生活に必要なものを買い足すために月に5,000円〜10,000円は予算として考えておきたいですね。
▼趣味
収入に合わせてというところです。生活に無理のない範囲で楽しみましょう。
■まとめ
一人暮らしを始めるにあたりかかる費用について紹介しました。
生活スタイルや揃える物の値段によって異なる部分はありますが、結構お金が必要であることがわかりますね。
計画的に貯金をして一人暮らしを始めることをオススメします。